- インタビュー
- interview
【インタビュー】安田倉庫株式会社 人事部長 小西様
2025年11月10日
Summary
- 01. ご経歴について
- 02. 社風、御社の良いところ
- 03. 新卒・中途採用における重点的なポイント
- 04. 中途採用における位置づけの変化
- 05. 母集団形成について
- 06. 現在感じている課題と改善案
- 07. キャリア形成と評価制度
- 08. ゼネラリストとスペシャリスト
- 09. 各種社内データ
- 10. 福利厚生と働き方
- 11. これからご入社される皆様へ向けて
Section.01
ご経歴について
——初めに小西様のご経歴についてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
当社はまず現場の大切さを学んでいただきたいというのもありまして、私もまずは川崎の東扇島営業所で勤め、その後関西エリアの営業所でも勤め、約5年間現場を経験しました。営業部へ異動になりまして以来9年ほど、主に関西、西日本エリア担当として新規営業や既存のお客様対応、および新しい営業所の開設など幅広く経験させていただきました。
そして今から6年前の2019年に今の人事部に着任しまして、人事制度改定や新しい施策の実行などに関わらせていただき、現在は人事部長として、より良い職場環境作りに向けて、様々な施策の提案、実行対応をしております。
現場の大切さを学び、より良い職場環境づくりに取り組む
Section.02
社風、御社の良い所
——ありがとうございます。小西様が感じる御社の社風や良い所があれば教えてください。
また、どういう方が多くいらっしゃるか?人事目線からどのように感じられていますでしょうか?
何よりも弊社には【YASDA Value】という理念がありまして、「お客様の声に真摯に耳を傾け誠実にお応えする」というような意味合いになります。丁寧に様々な物事に取り組むのが弊社の良い所であると思いますし、何か決まったサービスメニューがあってご提案するというよりは、もう一歩踏み込んだお客様ごとのご要望に合わせたオーダーメイド型の取り組みを心掛けておるのは、弊社の強みの1つなのではと考えています。
加えて良い意味で真面目で実直な者が多いと感じています。そういった風土の中で仕事をしていますと、よく「石橋を叩いて渡る」とは言いますが、いい意味で「叩き割る」ぐらい慎重という会社と申しますか、お客様から「それ褒め言葉なのか?そうではないのか?」みたいな所もあったりします。そう言われるぐらい、恐らく他社様から見たら真面目な会社という感じに映っていると思いますね。
お客様に寄り添い、真摯に、そしてもう一歩踏み込んだ取り組みを実現する
Section.03
新卒・中途採用における重点的なポイント
——では次に人事的な話を深堀させてください。御社の中長期的な採用戦略の中で今後、特に新卒・中途採用における重点的なポイントとしてはどういったことが挙げられますか?

最近、毎年のように拠点が増えたり、M&Aの関係で新しく仲間入りしていただいた会社も増えまして、全国規模でネットワークを拡充しようとしています。
加えて海外事業にも注力しており、これまでは国際輸送関係の仕事が大半でしたが、海外における倉庫事業の拡大にも取り組んでいます。現在、上海に弊社の倉庫があるのですが、インドネシアにも土地を購入し自社倉庫を建設中で、国内と同レベルの物流事業を海外でも展開できるように取り組んでおりますので、新卒や中途/キャリアなど幅広い分野でご活躍いただけるような方にジョインしてほしいという点と、特に新卒に対しては海外にも関心を強く持っていただければ嬉しいと考え、アピールをしております。
中途/キャリアの採用については、特に現在当社サービスの支柱になっている「メディカル」と「IT」がポイントになります。メディカル関連商材を取り扱う上で薬剤師の方が倉庫内に居ないと成立しないケースもありますので、キャリアで薬剤師の方を採用させていただくケースも増えてきましたし、「IT」に関してはITの知見を持った方、あとDXなどの分野に長けている方を求めています。
それらはあくまでも一例ですが様々なことが要求されるようになってきましたので、より専門性の高い方にジョインしていただけるように、新卒も中途/キャリアの方も毎年同じ人数、20人ぐらいずつですが採用するようになっています。
「海外」/「メディカル」/「IT」人材を強化
Section.04
中途採用における位置づけの変化
——ありがとうございます。では具体的に中途採用について伺いたいと思います。コロナ前、コロナ禍、そして現在と中途採用人材への期待値や位置づけに変化がありますでしょうか?変わった場合、どのような変化がありましたでしょうか?
「コロナだから」ということで求める人材・能力的な事が変わってきたというのはあまり無いのですが、やはり外的要因と言いますか、世の中が変わってきていますので、それに合わせた我々の取り組みも変わってきていることは事実かと思います。
そのため採用手法で言いますと、オンラインでの説明会や面接は当たり前になってきましたし、これまで当たり前ではなかったようなやり方を取り入れてるのが実情です。特に中途採用で言いますと、「オープンカンパニー」と呼んでいるのですが、説明会だけだと情報伝達などに物足りなさがあると感じており、いわゆる新卒で言う所のインターンシップ的なこともプラスして行っております。
異業種から弊社を受けてくださる方もいるので、「物流業界が今どういう状況なのか」や「少し踏み込んだ、あまり外部に出せない内部情報」だったり、「こういうお客様とこういう取り組みをしている」「DXでロボットを導入して現場はこうなっている」などもご紹介しながら、弊社にご興味を持っていただくことを目的として行っております。
これはコロナ前には無かった新たな取り組みでして、対面では伝わっていたことが、オンラインでは伝えきれない時に「もしかしたら」と考え、定期的に実行しています。
——採用人数の変動や反響についてはいかがでしょうか?
人数に関しても同様で、我々の担っている仕事が拡充していく中で、自然と人数が増えているということはありますが、コロナはあまり関係がないように思います。コロナや災害などが起きた時こそ、「物流の大切さ」を感じていただく機会が増えるので、コロナをキッカケの1つとして、物流業界にご興味を持たれている方が増えている印象はあります。
だからこそ、そういった機会にも誰かに刺さる「何か」をやらねばならないのと、採用ももちろん大事ですが、ジョインしていただいた後のサポート、教育研修や福利厚生など。それらについてがさらに重要だと考えています。「働き方」1つとっても選択肢が増えた世の中になっていますし、そんな中で「やっぱりこの会社に居て良かった」「もっと成長したい」と思っていただけるような組織/職場環境作りにも、さらに注力していきたいと考えています。
「海外」/「メディカル」/「IT」人材を強化

