2026.07.27

富士物流 座間様

組織データと、今後の最大課題(人員減少への危機感)について

昨年度(2026年3月末)時点の数字です。平均年齢は44.3歳、男女比は男性 75.4%、女性 24.6%です。平均勤続年数は約17年、平均残業時間は20.0時間、平均年収は昨年実績で739万8,944円です。

離職率(自己都合退職率)は、昨年の自己都合退職者が2名、基礎人員387名で、率にすると約0.52%です。

ただ、中期計画(6カ年)を進める中で、人事課題として大きいのは年齢構成です。いわゆる団塊ジュニアを含む現在の50代社員が上に厚く、今後定年を迎えていきます。このまま手を打たないと、現在約400名の人員が将来的に100名程度にまで減るという試算が出ました。再雇用や新卒採用は続けますが、それでも約145名程度しか残らない計算で、組織維持が難しくなります。

だからこそ新卒採用は続けつつも、採用環境が厳しい中で、中途採用へよりシフトしなければならないという認識です。ミスマッチ防止の観点でも、紹介予定派遣を一定期間活用し、双方合意で正社員に切り替えるなど、採用戦略そのものを見直す必要があります。

加えて、支社・課・部といったライン組織の維持も難しくなります。部長・課長・支社長のポスト構造を前提にすると回らなくなるため、例えば課を統合して「大部屋化」するなど、組織の作り方そのものも見直さなければなりません。 ただ、人を減らして統合するだけでは成り立たないので、DXを含む業務効率化を進め、少人数でも回る組織に変えていくことが最大の課題です。そのためにも、外部の知見や経験を持った人材を迎え入れて戦力化することがますます重要となります。

将来の人員減少を見据え、中途採用の強化とDX推進による持続可能な組織づくりを進めています。

福利厚生の特徴と、今後の考え方について

当社は非上場会社ですが、親会社は上場企業の三菱倉庫です。三菱倉庫の社員持株会があり、奨励金が比較的手厚い点はメリットだと思います(詳細は開示していません)。

また最近では少数派となった、確定給付型の企業年金があり、終身での給付を受けられる制度もあります。会社にとっては負担ですが、従業員にとっては地味ながらメリットです。社宅や家賃補助制度などもあります。

単に福利厚生を充実させるというより、賃金のベースを上げることに取り組みたいという考えのほうが強いです。一方で食費補助など、非課税枠を活用できる制度は検討余地があると思っていますが、具体的な検討にはまだ至っていません。

企業年金や社員持株会を整備し、福利厚生以上に賃金向上を重視しています。

求める人物像(経営理念と「フジパックン」)について

当社の経営理念の一つに「ステークホルダーすべてにとって、かけがえのない存在となる」があります。また「信頼という価値を創意と情熱で高める」「一人ひとりがフジパックンとなる」という言葉も掲げています。

まず最も大事なのは、経営理念と行動指針に共感できることです。特に、自ら目的意識を持って行動できる人が重要だと思っています。物流業界は変化が激しく、昨日までの常識が変わることもあります。前例にとらわれず、変えるべきことを変えられる姿勢が非常に大切です。

「フジパックン」という言葉は分かりにくいのですが、当社では「万能型物流ロボット」と定義しています。高度化・多様化するお客様ニーズに応えるための存在であり、社員一人ひとりがそうした存在になろう、という考え方です。前向きに動ける人が、最も必要な人材だと考えています。

各種データから、安定して働き続けられる環境が整っていることが分かります。離職率も近年は落ち着いており、定着率の改善が進んでいます。

INTERVIEWER

松田 | ヒューマンキャピタル事業部 人材紹介事業

今回のインタビューを通じて、「メーカー系物流」ならではの現場感と堅実さを土台にしながら、求職者一人ひとりの働き方・キャリア観の変化に合わせて、組織の“前提”そのものを更新しようとしている企業だと感じました。新卒採用に加えて、経験者採用(中途)や契約社員、紹介予定派遣など、多様な入り口を整えようとしている点は、「入り口が限られている会社ではない」という安心感につながるはずです。

また、全国型とエリア型という二つの職層を前提に、20代はオペレーション実務を広く経験し、30代以降に企画職(リーダー層)やマネジメントへステップアップしていくという育成の考え方が言語化されているのも印象的でした。勤務地や転居の有無を重視する志向が強まる中で、エリア型の制度改善(行き来の柔軟化など)にも課題認識を持っていることは、長期的に安心してキャリア設計をしたい方にとって重要なポイントになります。

一方で、同社が率直に語っていた最大の論点は、人員構成の変化に伴う将来的な人員減少リスクです。ここを“悲観材料”として隠すのではなく、組織再編の必要性やDXによる効率化、そして外部の知見を持つ人材の受け入れを明確に打ち出している点に、むしろ前向きな伸びしろを感じました。これから入社する方にとっては、単なる欠員補充ではなく「組織変革や新しい価値創造の担い手」として期待される環境であり、経験を活かして影響範囲を広げたい人ほど手応えを得やすいはずです。 前例にとらわれず、変えるべきことを変える。そうした姿勢を大切にしたい方にとって、堅実さと変革の両方を持つ同社は、次のキャリアを検討する上で十分に魅力的な選択肢になり得る企業です。

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《 OTTロジスティクス 山之内様

インターナショナルエクスプレス 若林様 》

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